【ネタバレあり!】ツインソウル映画「君の名は」を見ました!!

ツインソウル映画「君の名は」を見ました!!

サムネイルは「君の名は」より引用

先日から恐ろしいほどエンジェルナンバーを見ております。
というのが、ゆっくりしたい気持ちもあり、今は地元に帰ってるんです。
そうしたら1111の数字をたくさん見るんですよね。
友人が車を買い替えててコンビニで休憩しようっておりた時にナンバーを見たら1111
ふと時計を見た時にも…
一番恐ろしかったのがエンジェルナンバー今日もたくさん見ちゃったよ〜って思いながら歩いてたら目の前の車のナンバーが1111!!
まじか!ってなりましたね。
ここまでくると恐ろしくなっちゃいます。

さてはて話は逸れましたが時間ができたのでやっと「君の名は」を見ることができました!!!
ミーハーになりたくないなんて言ってツッパってましたが、ようやくね見ることができましたよ。
でもこれはきっと自分に必要なタイミングなんだなって思っています。
エンジェルナンバーもたくさん見たし、地元に帰って昔を懐かしんだりしてるしで、何か意味があるんだなって思いました。
そりゃあもう気合い入れて夜中に照明落としてシアターモードで見ましたよ。ええ。
それではレビューを書いていきますね。

ツインソウルを理解しやすくした作品


(C)君の名は/君の名はより引用

アニメでツインソウルを強く訴えかけている作品でした。

瀧と三葉、両方とも片親なんですよね。ここは共通している部分です。
三葉の母親は劇中で病死するシーンがあります。
一方瀧の方はというと母親が出るシーンが一切ありません。
部屋にも二人分の椅子しかありません。

ツインソウルによくあることですね。
同じような人生を歩んできた。どこか共通している部分がある。
ここに関しては細かく再現しているなぁと感心しました。

またここだけではありませんね。
作品の細かい部分にツインソウルを盛り込ませてありました。

ツインソウルの愛情をうまく表現していた


(C)君の名は/君の名はより引用

交換日記のような感覚でお互いが日記をつけます。
これって本当に理解者がお互いでしかない特別な状況下にあるわけですよね。
ただ好きになるとかそんな恋愛感情じゃありません。
最高の理解者であり、運命共同体ってやつです。
(運命共同体なんて言葉ネタじゃなきゃ使いませんよね笑)
ツインソウルの恋愛もそんな感じですよね?
ただ好きになるのではなく、運命を共にしてきた今までの恋愛とは違う感情になる。
それをうまく表現しています。

作品の中でも上手く対比を入れてくれていました。
瀧は奥寺先輩のことを好きになります。これはおそらく恋愛感情です。
対して三葉のことも好きになります。これは先ほど述べたようにツインソウルを好きなる愛情の方です。

縁と糸、魂


(C)君の名は/君の名はより引用

私も普段から思うのですけど縁と糸ってやっぱり似ていると思うんですよ。
「君の名は」も糸とうものを度々出してきました。
糸といえば何を浮かべますか?
やはり、「運命の赤い糸」ですよね。
ツインソウルもまた赤い糸で結ばれた存在と言ってよいでしょう。

糸守町という名前も作品にぴったりでしたね。
この作品でこの糸と魂は大きなキーワードになっています。

口噛酒を御神体に祀るというシーンがあります。
この口噛酒は三葉の半分の魂が入っています。

三葉が彗星の落下によって死にましたが、魂だけは御神体に残っていました。
瀧はその口噛酒(三葉の魂)を飲むことによって再び体を入れ替えることに成功しました。

「君の名は」は、魂についても密接に表現しています。

片割れというキーワード


(C)君の名は/君の名はより引用

ツインソウルは魂の片割れです。
この映画でも片割れというキーワードが複数出てきます。
まるで訴えかけているようでした。

冒頭の古文の授業で、「黄昏=誰そ彼=彼は誰=かはたれ」という説明があります。
この地方の方言では「かたわれ時」とも言います。

三葉のの半分である口噛酒。
瀧のTシャツにはHALF MOON(半月)と書いています。
ティアマト彗星に関しては2つに分裂します。
このティアマト、メソポタミア神話の女神で「死後その身体を2つに割って、天と地を創る」というエピソードがあります。
また人生のルート分岐もありましたね。
三葉が生きるルートと死ぬルート。
2つの運命というのもまた片割れを意味しています。
物語も片方が死に片割れが残る。

記憶を失っても引かれ合う片割れの魂。
これは強くツインソウルを主張しているようでした。

ツインソウルのステージを歩んでいる


(C)君の名は/君の名はより引用

劇中のストーリーを考察してみたら、きちんとツインソウルのステージを歩んでるんですよね。
大きく分けて3つになります。

  • 出会い
  • 離別
  • 再会

出会い

瀧も三葉も会えばわかる。
直感や確信といったものはツインソウルの出会い方です。

ツインソウルは会った瞬間にわかるんですよね。自分の片割れだって。
瀧と三葉も一緒ですね。

三葉は3年前に瀧に会いにきていたというシーン。
瀧は理解していませんが、
これはタイムスリップ的なものがあって時をかける少女みたいだな〜なんて思っていました。
ですが、おそらくそれは違います。
ここでは時間や記憶を表現したかったようにも思えますね。
三葉は未来の瀧と瀧は過去の三葉と。
上手くできていますね。

ちなみに三葉は瀧よりも年上です。
三葉が髪をバッサリ切ったのは、三葉を知らない瀧に振られたような気持ちになったからです。

離別

瀧が三葉の住んでいる糸守町を訪れるときです。
このとき二人は唐突に体が入れ替われなくなり、離別がはじまります。
そして瀧は三葉に会いにいこうと決心します。
チェイサーである瀧はランナーである三葉を追いかけます。
(三葉は瀧を拒否しているわけではありませんが、役割的にはチェイサーは瀧でランナーは三葉のように思えました)

瀧は劇中でこんなセリフを言います。

「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、必ずもう一度会いに行くって」

ここは離別したチェイサーとランナーを示しています。

再会




(C)君の名は/君の名はより引用

ツインソウルの最後のステージにもあるように二人が大きな役割を背負うことになります。
それは人々の役に立つために起こす行動。
「君の名は」では、かたわれ時にお互いが再会するシーンがありますね。
ここから三葉は役割を果たすために動き出します。

瀧に関しては三葉を救うという大切な目的があり、三葉に関しては糸守町を救うという役目がありました。
これは瀧と三葉が協力して行えたことです。

時は流れて再び大人になった二人は再会します。
そしてラストシーンでお互いは涙を流します。
これは記憶はなくとも魂がお互いを覚えているということです。

本当に会いたかった人。
名前もわからない、それでも大切な人。
それは魂が覚えていたのです。

まとめ



新海誠の作る作品はツインソウルを題材にしたものが多いです。
ツインソウルは人の魂レベルで焼き付いてるものです。
だからツインソウルの概念は物語にすれば必ずと言っていいほど心に、いや、魂に響くものがあります。
「君の名は」はツインソウルをよく表現できている作品ですね。
素晴らしいです。
さて、記事も書いたし2巡回目行ってみようかな?見返したくなる作品でした!

余談ではありますが、新海さんの「君の名」はが大ヒットしたのちに不倫報道が報じられてるんですよね。
もしかしたら不倫相手が実はツインソウルだと気がついてしまったのかもしれませんね。
真意はわかりませんが、無きにしもあらずな感じがします。

最後になりましたが、前前前世の歌詞を引用させてもらいます!
感慨深いものがありますね。
ツインソウル。片割れの魂を大切にしましょうね。

私たち越えれるかな この先の未来 数えきれぬ困難を
言ったろう? 二人なら 笑って返り討ちに きっとできるさ
君以外の武器は 他にはいらないんだ