「ワン・デイ 23年のラブストーリー」から見るツインソウル

ワン・デイ 23年のラブストーリー

ロネ・シェルフィグ監督による2011年のイギリス映画で、デヴィッド・ニコルズの小説『ワン・デイ』をニコルズ自らの脚本で映画化した作品です。

予告を見て気になって見てみました。
衝撃のラスト!
なんて言い方をしていましたが、なんとなく予想がついてしまうっていう。

1988年7月15日、エディンバラ大学の卒業式。堅実的なエマ(アン・ハサウェイ)と自由人デクスター(ジム・スタージェス)は、はじめて言葉を交わす。これが二人の出会い。
意気投合した二人はお互い惹かれ合いながらも、そのまま親友として付き合うことになる。
そんな二人の姿を23年間という時間を通して描いていく物語です。

個人的な感想を書いていきます。
私的には、考えさせられる作品でした。
作中では二人のすれ違いが多く描かれており、それがまるで二人が成長していくために必要な過程を描いているようでした。
見終わった後になって気がついたのですが、これはツインソウルを題材にしていると思いました。

気になった方は見てみてください。

以下ネタバレ含む。


二人が出会ってから親友とゆうポジションにあり、そこから二人の物語がはじまります。
お互いは、夢を叶えるために努力していきます。

この映画を見ていればわかるのですが
ヌーディストビーチで二人が海水浴をするシーンがあるのですが、そのワンシーンでデクスターの足に入れ墨が入ってると言うシーンがあります。
その入れ墨は陰と陽の対極です!

作中の中でも陰と陽が交わってるんだと言っていました。
感の鋭い方はピンと来ましたね?

私自身、なんで作中で入れ墨を入れたことを指摘したのだろうか?と疑問に思いました。
なぜなら、以後作中で入れ墨に関係することなんて触れていませんでしたし。

デクスターが遊び人になったことを強調したかったのかな?とも思いましたが、これはもしかしたら映画監督が訴えたかったことなのかな?なんて捉えることも出来ました。

これは飽くまで私自身の見解でありますが。
ストーリーが進むに連れて一つ気付いたことがあります。
作中ではお互いが自暴自棄になったりして、苦しむシーンも見られます。

まるで再生と破壊を繰り返しているようでした。
ですが、ツインソウルであるならは結ばれなければ、他の異性とはうまくいくはずがありません。

物語終盤で、エマは恋人が出来たとデクスターに言うシーンがあります。
デクスターに紹介したいと言って、演奏会に連れていくのですが、途中でデクスターは帰ると言って去ります
そこでエマは恋人よりもデクスターを優先し、追いかけます。
このシーンではいろんな見解があると思います。
こんな風にあっさりと捨てられてしまった方は辛いだろうなと思います笑
が、それは置いておいて、やはり二人は魂で理解している者同士。

理性ではわかっていても、本能的にはやはり無理だったと言えるでしょう。

作中の二人を見ているとまるで双子のようでした。
全く正反対の二人が繰り返す日々の中で成長していく。

作品の途中では離別期間もありました。
しかしながら、二人とも離れ離れになっても忘れることが出来ずにいた。

最後のシーンで二人は再会し、幸せになります。
ですが、この二人の試練はまだ続きました。

妻のエマに先立たれます。
これは、まるでカルマの解消をしているようでした。
それはお互いが素直になれず、自分自身の向き合うべきものから逃げ続けた結果のように思えました。

この映画を見て思うことは多々ありましたが
やはりツインソウルのランナーに伝えたいことがあります。

どうか、逃げずにきちんと向き合ってください。
辛い気持ちも理解できます。
ですが試練を乗り越えない以上、二人が交わることなんてできません。
チェイサーはあなたのことを待ち続けています。
一つでも多くのツインソウルカップルが結ばれることをお祈りします。

最後になりましたが、個人的には好感を持てる作品でした。